地域猫研究班活動

地域猫研究班の活動について

地域猫研究班 長嵐 大朔

 2016年7月からスタートした地域猫研究班の活動は、2018年12月をもって終了することになりました。この2年6ヶ月の間にTNR*を施した野良猫(これを地域猫といいます)の総数は101頭に及びました。捕獲ケージの設置などでご協力をいただきました町会員の皆様に厚く御礼申しあげます。
 皆様の近くで見かける野良猫で、耳にVカットのある猫(右耳ならオス、左耳ならメスです)がおりましたら地域猫ですからすぐ分かります。別表に捕獲した野良猫の一覧表を掲載しましたので、どこでどのような地域猫がいるのかをご覧ください。
 この活動の結果、一頃に比べ野良猫の数が減ったとか子猫を見かけることが少なくなったという声が多く聴かれるようになり、野良猫の異常繁殖による糞尿の被害が少なくなったように感じられます。しかしながら野良猫の異常繁殖がこれで収まったとまで言えるのかどうかは分かりません。愛らしい顔の裏側に隠されたしたたかな野良猫の生存戦略には今後も注意が必要と思われます。

*(注)T:Trap(捕獲)、N:Neuter(去勢・不妊手術)、R:Return(戻す)

2019年02月10日